
夕方、水槽を覗いたら見知らぬ顔が…それもフテブテしい顔。
驚くと同時に「あんた誰?」と、思わず言ったら
家の奥から組合長が
「そのハゼ、オレが入れた。チビだから水槽に入れてやった。」
この“チビだから…入れてやった”というのは
『小さいから、カワイイと思って水槽にいれてあげた』んじゃなくて
『この水槽は小さい魚を飼っているので、このハゼも小さいから入れた』のです。
意味は同じと思っているアナタ、全然違います。
説明するのは疲れるのでやめときますが、
水槽の管理人(オーナー)の私としては「おいおい、またかよ…」なんです。
ウナギ漁で、ツボ(ウナギ筒)の中に入ってくる小魚やエビ類が
ときどき私の水槽に入っているのです。
「入れる前に一言いってくれない?」(わたし)
「小さいから、他の魚を食べたりしない」(組合長)
「って、そういうコトじゃなくて(存在自体)他の魚が怖がってるし…」(わたし)
「イヤなら、佐鳴湖に返してこい」(組合長)
「はあ〜、お前が返してこいヨ!」(一度は言ってみたい、わたしの声)
毎回、こんな会話がありまして…。
これが平和な日常というのでしょうか…?
PS.ウナギ漁ができるのも、あとわずか…。
来週から、年に1度の大事業の佐鳴湖の資源保護活動『築瀬の補修工事』に入ります。
(築瀬=魚類の産卵場所)
佐鳴湖には、太田築瀬と明善築瀬の2箇所があります。
これが以外と体力を必要とする仕事で、陸の上なら軽々できる仕事も
波の荒い船の上での作業ですから…大変です。